Recycling never stops

リサイクルは決して止まらない: オーバーホール後に再びフル稼働へ

スクラップから高品質の原材料を大規模に、もっとも効果的かつ効率的な方法で取り出すこと。これこそまさにBST(Belgian Scrap Terminal)社の中核事業であり、「リサイクルの芸術」と呼ばれ、同社が名を馳せている理由です。こうした大規模処理プラントで金属リサイクル機械のオーバーホール時期が到来したら、いったいどうなるのでしょう?

人間は常にリサイクルを行ってきました。単純にわたしたちの血に流れているのです。今日、この近代化社会では、使用済みの物をいかに賢く処理するか、その方法を見つける必要に迫られています。BST社は家族経営企業で、一族はリサイクル事業を熟知しています。

「わたしの祖父は町のスクラップ屋から商売をスタートしました。1970年代には、スクラップ事業をさらに推し進めようとウィッレブルークの処理場用にはじめての機械を購入したのです」と語ってくれたのはBSTの所有者でありCEOでもあるPatrick Craenhals氏です。

Craenhals一族はその後も会社を成長させ、発展させていきました。1970年、彼らは消費財廃棄物と産業スクラップのリサイクルに着手し、鉄鋼業界や非鉄業界の顧客向けに再利用可能な原材料を生産し始めました。BST社はアントワープ港(Kallo)の自社ターミナルから世界中の鉄鋼生産業者に向けてリサイクル資源を輸出しています。

BST社とメッツォは長い付き合いです。かつて、メッツォ・リンデマン社はBST社にとって信頼のおけるブランドであり、BST社はメッツォ・リンデマン社の専門技師たちとの協力を通じて、深く豊富な業界知識に触れてきました。メッツォのメタルリサイクリング事業は、ほとんど全種類の金属スクラップの破砕、圧縮、および選別分野に対して幅広いソリューションを提供しています。ファーストクラスの装置の設計と作製に常に焦点が当てられ、顧客に最高の稼働率を提供するとともに、ダウンタイムを最低限に抑えてきたのです。サービスポートフォリオはプラントの全ライフサイクルをカバーしています。

オーバーホールプロジェクトを行う時が来た

「慎重に検討した結果、我々は1250トンスクラップシャーの大規模オーバーホールを行う時が来たのだと判断しました」とCraenhals氏は言います。

このシャーが設置されたのは1993年のことでした。メッツォのメタルリサイクルサービス部門の技術サービス長Andreas Schenzerが状況をかいつまんで説明してくれました。「金属でほかの金属を破砕すれば、必ず摩耗が起こります。ですが、機械を再度修理し調整すれば、新品同様になります。そしてもう20年、同じように稼働できるというわけです」

BST社のオーバーホールプロジェクトは、メッツォの提供する3つのサービスを組み合わせたものとなりました。部品の供給、メッツォ専門技師による現場での作業、そしてドイツ、デュッセルドルフにあるメッツォの新しい修理センターの活用です。作業範囲は、シャーピストン、スタンパピストン、プレスリッド、サイドシリンダ、メインのプッシャシリンダ、そして16.5トンのブレードスライドの修理です。事実上、業界の最新トレンドにもとづく最先端技術を活用して「年老いた機械」を動かし続けることにほかなりません。

フルサービス修理センターのメリット

BST社のシャーのオーバーホールでは、ベルギー現地での作業と並行して、デュッセルドルフの修理センターが重要な役割を果たしました。メッツォ修理センターは、シュレッダロータやブレードスライド、油圧シリンダなどの部品やコンポーネントの修理から機械のオーバーホールプロジェクト全体に至るまで、フルサービスを標準保証付きで提供いたします。

BST社の部品がデュッセルドルフの修理センターへと運ばれ、そこでメッツォの専門技師が作業を行うということです。

「お客様には品質検査にいらしていただき、その後、部品を自社へ持ち帰っていただきます。それから、現地に派遣された当社のスタッフが組み立てを行います」とメッツォのSchenzerは作業手順を説明しています。

修理センターが納期順守での納品、品質管理と保証を約束します。同時に顧客のすぐそばにいるというメリットもあります。

「修理や調整に際しても、新しく製品を製造するときと同様の高品質基準に沿って作業します」とメッツォのメタルリサイクルサービス部門副社長Marcelo Farahは強調しています。

部品のデュッセルドルフ到着後数日で、コンポーネントの修理がどの程度必要かを見極め、お知らせいたします。

リサイクルは続く――常に進歩しながら

「必要なすべての修理とブレードや古い構造部品の交換に2か月半ほどかかります。メッツォの方々に来てもらったことと、非常に素晴らしい仕事ぶりをとても喜んでいます」メッツォ専門技師との仕事について、Craenhals氏はこう語りました。

「リサイクル処理において可能な限り高い利益を出し、貴重な金属をすべて回収することが我々の目標です。処理において、できるだけ少ない投資で、できるだけ多くのものを回収することは、今日のメタルスクラップ処理業界において極めて重大な意味を持っています」とSchenzerは言い、自信をもってこう付け加えた。「リサイクルは決して止まりません」